妄想マイルス語録:あの人ならこう言うに違いない
私のような凡人が日々抱く様々な、矮小な疑問。もしあの偉大なマイルス・デイヴィスがすぐそばにいて、ビール片手にそうした疑問をふと投げかけてみたら、どんな答えが返ってくるだろう。ビールを飲みながら妄想してみます。 ーマイルス、ここでこの音はあまり合わないかな? 俺はお前じゃない。お前のことはお前が決めろ。 ーマイルス、どうやったらあんたみたいにカッコイイいいフレーズが出てくるんだろう?...
View Article小沼ようすけさんの「ソロ・ギター・メソッド ホップ・ステップ・ジャズ! 」
最近、楽器店の店頭で小沼ようすけさんの「ソロ・ギター・メソッド ホップ・ステップ・ジャズ!」という教則本を見かけて購入しました。2011年10月から2015年11月まで雑誌「Guitar Magazine」で連載されていた内容+αの本です。...
View Article楽譜の誤植について考える
先日、楽器店で購入した小沼ようすけさんの「ソロ・ギター・メソッド ホップ・ステップ・ジャズ!」という最新書籍が素晴らしい内容だと思ったので、記事で紹介しました。 その後amazonのレビューを読んでいたところ、この本には結構な分量の誤植が、タブ譜と五線譜の両方に存在していることを知りました。そのため内容が素晴らしい本なのに、巷ではかなり低い評価が与えられてしまっているようです。...
View Article渋谷ウォーキンのロゴ入りオリジナルピック
このピックすごくいいよ、と友達がピックをくれました。渋谷ウォーキンオリジナルのピックのようです。 恐らくウォーキンのこのページで紹介されているピックと同じものだと思います。つまり「ウォーキン...
View Articleオール・アウトする練習
現在の自分自身の限界を超えるためには、限界を超えたところで何かを練習しなければならない。と思い、そういう練習をしているのですが、そういう練習を個人的に「オールアウト練(オール・アウトする練習)」と呼んでいます。 「オール・アウト」という言葉の一般的な定義は以下。 all–out: made or done with as much effort as possible, fully...
View Article「テーマをいつも忘れてしまう病」への処方箋(普通のおくすり)
アドリブはそこそこ弾けるようになったのに、スタンダード曲のテーマ(メロディ)を覚えるのが苦手だ、あるいは覚えてもすぐに忘れてしまう。そんなけしからん悩みを抱えているギタリストは少なくないという。だが安心して欲しい。実は俺も昔はそうだった。そして俺はその病を見事に克服した。今回はそんな俺の闘病の過程を紹介するー...
View Article近現代音楽に学ぶ (3):アレクサンドル・スクリャービン
ロシアの作曲・アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)を集中的に聴いていたら、この人について書いてみたくなりました。 この人は相当な変わり者で、共感覚の持ち主であったせいか、作品の中には「鍵盤を弾くと特定の色を映すように」とか「コンサート会場にある種の香りを流すように」と指示されているものもあったらしい。オーストリアのシェーンベルクとは2歳違い。...
View Articleレリックという価値観
自分の価値観とは相容れないものについては語らないほうがいい。と、改めて思わされた出来事があります。それは映画「セッション」の違和感(一応ネタバレなし)という記事を書いた時のことです。...
View Article正反対の練習
いろいろな練習方法があると思うのですが、ある練習方法が気に入ったら、それとは全く反対の練習をやるのはなかなか効果的なのではあるまいか、と最近思います。何かを使う、使わない、on/off, with/without…例えば: メトロノームを使って練習する・使わずに練習する インテンポで弾く・テンポルバートで弾く コードを入れて弾く・コードを一切入れずに弾く ピックで弾く・ピックを使わずに弾く...
View Articlewithout records – mot ver. 2015
先日、気分転換に東京都現代美術館に行ってきました。 その日見た中では、豊島康子さんという方の作品が最高に素晴らしく、私は一瞬でファンになってしまったのですが、この記事では大友良英+青山秦知+伊藤隆之の三氏による「without records – mot ver. 2015」というインスタレーションを紹介します。これもまた素晴らしい作品・体験でした。...
View Articleb9で十分。アイオニアンで十分。
ジャズって難しいなー、理論苦手なんだよ、オルタード・スケールとかさ、かっこいいなって思うんだけど、ややこしいんだよ。なかなか覚えらんねーんだよ。 と、酒の席で友人がそのように呟く。...
View Articleコーダルとモーダル
コーダルとモーダルという概念について考えてみます。コーダル(Chordal)は文字通り「コード的な」という意味。モーダル(Modal)は「モード的な」という意味です。...
View Article経営コンサルタント・マイルスD
こんばんは、ローカルビジネスサテライトの大江です。本日は経営コンサルタントのマイルスDさんをコメンテーターにお迎えしました。マイルスDさんよろしくお願いします。 ・・・・・ マイルスDさんはコンサルティングファーム大手の、ガレスピー&パーカーのご出身だそうですが、 そういうのは、やめろ・・・・・ え?...
View Article長いあいだピンと来なかったけれどある日突然その魅力に気付いたアルバム
私はジョン・スコフィールドが大好きですが、熱心に、というか狂ったように聴いていたのは1994年のI Can See Your House From Here(パット・メセニーとの双頭アルバム)くらいまででした。 その後のジョンスコの音楽は私にとってちょっとよくわからないものになっていったのを覚えています。特に話題になったMedeski Martin & Woodとの1998年の作品”A Go...
View Articleライブやセッションに行きたくなるお店・そうでもないお店
ライブを観たりセッションに参加したりと、足を運ぶお店はたくさんあるのですが、積極的に通いたくなるお店とそうでもないお店があります。自分が行きたいと思うお店はどんなところだろう、と考えてみました。以下はいち音楽ファン、いちアマチュア・ギタリストの意見です。 店主が良い人である:...
View Articleポジションの個性
ギターという楽器には習得すべきポジションがたくさんあって大変です。音楽以前に楽器の特性を理解するためにかなり時間が必要なものだという気がします。そして使えるポジションが増えて行けば行くほど、指板の理解が進み、メロディーを紡ぎやすくなる。 垂直(vertical,...
View Articleライザッパ・ジャズギターのご案内
たった2ヶ月で使えるフレーズ数100を目指す! 専属プロコーチがあなたのフレーズ数をコミット! 本気で上達を目指す方のみ募集! 自分ひとりでは使えるフレーズ数が増えない… 上手くなりたいが何をすればいいか分からない… 内緒で上手くなって周囲を驚かせてやりたい… そんな方にこれがあらゆるメソッドを研究し尽くして生まれたジャズギター上達ルート。...
View ArticlePat Metheny or Zero Tolerance for Compromise パット・メセニーあるいは妥協を許さない男
2016年5月にブルーノート東京で開催されたパット・メセニーのライブに行ってきました。今回のメンバーはアントニオ・サンチェス、リンダ・オー、グウィリム・シムロック。カルテット編成です。...
View Article数字で感じる
以前ベン・モンダーがMy Music Masterclassの教則動画(Ben Monderの教則ビデオについて)で面白いことを言っていました。 例えばCメジャーキーの各コードのトライアドのフォームを覚えるとします。その時彼は、「CMaj7, Dm7, Em7…」と口に出して覚えることはしないと語っていました。代わりに、「1, 2, 3…(One, Two,...
View Articleソフトケース考
これまでに使ったことのあるエレキギター用ソフトケースについて書いてみたいと思います。ちなみに私は移動時にハードケースを使うことはありません。だって重いし、演奏前に握力を終わらせてしまうわけにはいかないからです。何かこういうハードケースを背負うためのアタッチメントも存在するようですが、重いのはやっぱり嫌。...
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