音楽系個人ブログと著作権
このブログでは時々YouTube動画を紹介しつつ感想を書いたりしているのですが、自分の判断で「これはサイトに埋め込み表示しても問題ないだろう」と思っていたものに、どうも問題が発生しうるケースがあるらしいことを知りました。 1. 違法な動画をそれと知らずに埋め込み表示してしまっているケース...
View Article新世紀マイルス語録(15):フレーズのリツイートに許可を求めるな!
最近世の中が窮屈だ。何をするにも許可がいる。このあいだツイッターで誰かのツイートを無断リツイートしたために大勢の人が逮捕された。そんなこともあり、その夜のセッションでぼくはアルトサックスの人が吹いたフレーズをリツイートしていいものかどうか悩んでいた。...
View Articleこんな対面レッスンはイヤだ!
上手になりたい。そんな想いで意を決し、いざ対面レッスンへ。だがこんな先生やレッスンはイヤだ… 予約が20年待ち(前払い方式) こんにちはーと扉を開くと ハァーッ!! と正拳突きが飛んでくる 最初のレッスンで、これまでの人生でいちばん辛かったことを思い出しなさい、一緒に抱き合って泣こう、と勧められる 行ってみたら先生がマイルスで開口一番 何の用だ… とギロッとした眼で聞かれる...
View Article有名ライブレストランの接客について思うこと
ブルーノート東京・モーションブルーヨコハマ・コットンクラブ。この中で私が好きなのは断然コットンクラブ。この3つのライブレストランは何らかの提携関係がありそうですが、接客の質がかなり違うように感じます。...
View Article僕はいつもバージョン1.0に対して後方互換性があるように感じてきた – Pat Metheny
パット・メセニーが2013年にJohn Zorn’s Book of Angels Vol.20をリリースした時、ジョン・ゾーンと一緒にNY Timesのインタビューに答えているのですが、締めの言葉が印象的でした。 METHENY: There are musicians who go through their lives sort of shedding their skins. For me,...
View Articleパット・メセニーの2次元音楽
パット・メセニーの作品に、1992年12月に録音され1994年にリリースされた”Zero Tolerance for Silence”という有名なアルバムがあります。無調のフリー・インプロヴィゼーション(多重録音)で、昔は中古CD屋さんで300円とか500円で投げ売りされているのをよく見かけた、メセニーの最も人気のないアルバムです。...
View Articleジャズギタリスト・ロケットマンのアドリブ練習中の頭の中
注目の新人ジャズギタリスト・愛称「ロケットマン」。彼はジャズギターの練習中にどんなことを考えているのか。その脳内妄想を特殊な方法で入手したので以下に紹介する! 我々が何時いかなる地点からもフレーズを開始し、目標地点に正確に着弾できることを世界は改めて知ることになるだろう。 目前に迫るV7において史上最高の破壊力を備えた#11thテンションの使用を断行することを、慎重に検討すべき時が来ている。...
View Article動画を見る用に入手したFire HD 8 タブレットが思いのほか便利
主にギターの教則動画を寝ながら見るためにFire HD8タブレットを買いました。iPhoneでは画面が小さすぎる。型落ちのiPadだと重すぎる。そんな時、amazonプライム会員ならこのHD8を7980円で買えることを知って迷わずゲット(いつまで使えるかわかりませんがプライム会員は『PRIMEFIREHD8』というクーポンコードを使うと4000円引きになるのです)。...
View Article日本のライブミュージックチャージは不当に高いのか。実際の数字を調べてみた
むかしからよく日本におけるライブミュージックのチャージは高い、不当に高い!という意見を見聞きしてきました。たとえばマイク・スターンはアメリカでは15ドルで見られるのに、日本では6500円する、みたいな話です。これは本当なのか。今でもそうなのか。高いと言えるのか。真実に迫るべく、軽く数字を検証してみました。 印象ではなく実際の数字で...
View Article意味性の希薄な、強度と密度のみで成立している音楽
むかしある西欧人に、君は日本語の「センス」という言葉の意味を説明できるか、と問われました。あいつはセンスがない。あの人はセンスがいい。センスわる。このセンス最高。 どうも「センス」と呼ばれるものは、あったり、なかったり、あったとしても良かったり悪かったりするもののようだ。でも何だろう。「センス」って何だろう。...
View Article才能なんて微々たるものだ。大部分は努力の産物だよ – Pat Metheny
今日ソーシャルサイトで音楽の才能は遺伝が9割。スポーツの8割を上回る結果にという記事が回ってきたので読んでみたら、トンデモな内容でした。行動遺伝学・教育心理学者の著書を紹介しているのですが、その研究内容は別として、こんな文章に驚きました。 最も遺伝割合が高いのは音楽。スポーツを上回る様子は圧巻。センスがあるかどうかの世界だ。作曲はできない人には絶対できない。...
View Articleそれは焦がれるように希求する何かだ – Pat Metheny
ジョン・マクラフリンがこの新聞の過去のインタビューで、自分が考えつくものを全て弾く能力がないことにフラストレーションを感じている、と語ったそうです。あなたも同じようなフラストレーションを感じるか、と問われたパット・メセニーは次のように回答しています。 I think that is true for just about everyone. I would say I can get to...
View Article今すぐ弾ける他人のジャズ・3年後に弾ける自分のジャズ
YouTubeでも大人気のジャズギタリスト・宇田大志さんの著書「3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法」が先週末に届きました。この本のタイトルには衝撃を受けましたが、「はじめに」を読んであらためて「時代は変わった」と感慨を深くしました。 教則本には「今すぐ弾ける」や「誰でも弾ける」というキャッチコピーのものが数多く存在するものの、この本はそういうものではない、と書かれています。...
View ArticlePopular Jazz Guitars in Japan – based on 359 votes
At a famous Jazz guitar related website, Jazz Guitar Online, can be found an interesting poll result showing what makes are most used among their readers. I thought it would be fun to see how it’s...
View Article一期一会のケミストリーを最大化するために日頃から地道な練習を行う
「技に磨きをかける」ことについて、時々異なる意見を耳にすることがあります。まずマイク・モレノの考えをご紹介したいのですが、以前この記事で紹介した教則動画のティーザーで聞けます(1:45〜)。 Jazz is kind of put under this umbrella of like, spontaneity, and being in the moment, and all of that...
View Articleカート・ローゼンウィンケルはさらに自分自身になった
最近のカート・ローゼンウィンケルは元気にしているのだろうか、と気になって調べたら、先月ポルトガル領のフンシャルで行われたらしいインタビューを発見。最新作”Caipi”のことについてこんなことを語っていました。 (Do you have anything to say to those who miss your previous style?) All of this music has been...
View Article新世紀マイルス語録(16) - 最終回 -:これはビールではない
その夜ぼくは「新宿ブルートーン」にライブを観に来ていた。いつもそこでは2ステージ観るのだが、ステージとステージのあいだの休憩が手持ち無沙汰で苦痛だ。お腹が空いていてもおいしいものがあるわけではないし、近くに富士そばがあるわけでもない。仕方なく、ぼくはビールを飲むことにした。...
View Articleジャズ・音楽関係の中国語表記がやばい
かなりどうでもいい感じの投稿です。先日下の記事のため中国のブルーノート北京の料金など調べている時、ブルーノートは「蓝色音符」と書くことを知りました。ピンイン表記で「lánsèyīnfú」。ランサーインフー、みたいな感じです。何かロマンティックw 池袋の駅から遠いところにあるスナックの店名のようです(隣にはもちろん来夢来人という店がある)。...
View Article日本人にジャズは無理、という言説を葬り去る
私がインターネットをはじめた大昔前からずっと「日本人にジャズは無理」という言説が存在し続けてきました。そういうことを書いているのは日本人で、日本人によるジャズを嘲笑・侮蔑している感じの物言いが、昔からあり、その伝統は今日まで続いているのですが、この現象はずっと興味深いと思ってきたのでした。 「日本人にジャズは無理」。...
View Articleエリック・サティの思い出
この記事を書きながら驚いているのですが、はじめて聴いたエリック・サティの音楽は高橋悠治さんによる演奏でした。それは私がはじめて買ったCDのうちの1枚であったようにも記憶しています。1976年録音の作品で、今でもまだ売っているのがすごい。 サティ:ピアノ作品集1 posted with amazlet at 17.09.30 高橋悠治 日本コロムビア (2010-09-22)売り上げランキング:...
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