トイアンプのダメな音にハマる Danelectro HoneyTone N-10の魅力
ある夜、唐突に思ったのでした。ダメなアンプが欲しい。ローファイな音を出す、安い、オモチャのようなアンプ。スペック、音質は度外視。なんというか、ちょっとかわいい感じの奴。ということで、翌日にはこれをゲットしていました。 Danelectro HoneyTone N-10というアンプ。9V電池駆動、AUX端子なし。ツマミはVol, Tone, Overdriveのみ。...
View ArticleSquierの安いストラトのフレットを磨いてみた。ジョリジョリ感が消えて快適に
先日手に入れたスクワイアの安いストラトキャスター。下の記事で詳しく書いたのですが、ほぼ唯一とも言える問題はフレットの感触がジョリジョリするところでした。これ、運指への影響は全くないのですが、どうも気になります。よく触れるところにネガがあると弾かなくなる恐れもあるので、そのうち解決しようと思っていました。 Squier by Fender Bullet Strat...
View Article世界に通用する表現を手に入れるためには
サッカーの本田圭佑選手がYahoo!ニュースの記事で面白い発言をしていました。 自分は「日本が大好き」とした上で、「日本人はダメな部分があって」と指摘するのは「海外のことを美化しすぎ」な点だった。「試合をする前から名前負けしている。その可能性のことだけを考える。余計なことだけは考えない。勝つ可能性を1%でも上げていく。その作業をしたいと思います」と静かに語った。...
View ArticleCheap Sound, Good Music
先日、ダメな音のするアンプについての記事を書きました。なにか突然、チープでダメな音が欲しいと思ったのでした。チキンラーメン食いたい。カラムーチョ食いたい。そういう欲求に近い何かです。 トイアンプのダメな音にハマる Danelectro HoneyTone...
View ArticleMaj7(b5)と平調子(ひらじょうし)スケール
Maj7(b5)というコードがあります。CMaj7(b5)であれば構成音はC, E, Gb, B。普通のダイアトニック・セブンス・コードではないのですが(3度堆積していってもこれを得られるスケールがない)、時々名前を目にします。なおMaj7(#11)の#11はテンションであり、建物の基礎部分にナチュラル5thが入っているためここでは区別して考えます。...
View Articleシャッフルとスウィング
Jazz Guitar Forumにシャッフルとスウィングの違いって何だろう、というスレッドがあり、自分にとって代表的なシャッフル・ビートの曲は何だろうと考えたところ、レッド・ツェッペリンが1969年のデビュー・アルバムで録音した”I can’t quit you baby”というスーパースローなブルースをまず想起しました(原曲はオーティス・ラッシュで1956年録音)。...
View Article何でも換えれば良いというものではない ストラトのネックプレート交換の結果は
少し前にストラトのネックジョイント・プレートを他社製のものに交換しました。Freedom Custom Guitar Researchの SP-JP-03 Tone Shift...
View ArticleBlackstar FLY 3 Bluetoothは軽量かつ高音質。ミニアンプ界の優等生だ!
Blackstar FLY 3 Bluetoothを入手しました。最近ミニアンプにハマっておりまして、この記事で紹介したDanelectro HoneyTone N-10などは「いい感じのダメな音」がする魅力的なアンプなのですが、このFLY 3 Bluetoothは「普通に良い音」がする優等生です。いや普通どころか、かなりイケメンな感じの良い音がします。HoneyTone...
View Articleカート・ローゼンウィンケル、難敵の質問に快く答える
インタビューをする側の人間は、少しバカなくらいがちょうどいいのだ、と聞いたことがあります。何故なら何でも色々と「知っている」立場の人間は、自分が当たり前と思うものを聞かないことがあるからです。 以前このブログで、フランスの最高にカッコいいギタリスト、ロメイン・ピロン氏にインタビューさせていただきました。 ロメイン・ピロン(Romain Pilon)...
View Articleペグに共締め。D'Addario NS Micro Clip-Free Tunerはチューナー界の小さな革命だ!
今年の1月にこの記事でご紹介した新製品、D’Addario NS Micro Clip-Free Tuner。先月頃から市場に出回りはじめたので早速ゲットしてみました。 パッケージはこんな感じ。クリップのあるタイプと箱の外観が似ているのでお店で買う時は間違えないようにしましょう。左側にいるのは、雷鳥のらいちゃんです。...
View Article「報道ステーション」のテーマ曲を演奏しているのがすごい人々であった件
積極的には全く見ない番組なのですが、テレビ朝日の「報道ステーション」をたまに付けるとオープニングで複雑なシンコペーションのジャズの曲が流れることに気付いていました。よくもこんな複雑なヘッドの曲を番組テーマに持ってきたな、と感心していたのですが、最近になってこれを演奏している方々がすごい人々であったことを知りました。 演奏メンバーは馬場智章(ts) 中村恭士(b) 黒田卓也(tp) 大林武司(p)...
View Article食わず嫌いについて
ひと月ほど前になるのですが、「本当に弾きたいと思うものだけを練習する」という記事を書きました。やや微妙な内容だったせいか、それはわかる、というご意見、いやそれではまずいのではないか、というご意見、両方いただきました。...
View Articleトーンは心の言語だ - Mike Stern
2016年3月に公開されたBOSSchannelの動画で、マイク・スターンが少しマイルスのことを話しています(0:12〜)。NYで骨折する4ヶ月前ほど前でしょうか。 マイルスは僕にロックを求めていたんだ、彼は僕がビバップのラインを弾くのが好きだったんだけど、ひと捻りしてロックっぽくしてほしかったんだ、彼はジミ・ヘンドリックスが好きで、ウェス・モンゴメリーのことはあまり語らなかった。...
View ArticleSzymon Mika(シモン・ミカ)というポーランドのギタリスト
あまり詳しくないのですが、ポーランドのジャズシーンはかなり活発であるように見えます。というのも、ジョン・スコフィールドやパット・メセニー、マイク・モレノといった大物ジャズギタリストの欧州ツアーには大体ポーランドが入っています。首都ヴァルシャヴァは勿論、日本で言えば大阪・京都あたりに該当しそうな(?)カトヴィチェやクラクフといった地方都市でもよくライブをしています。...
View Articleパンとバター、米と納豆
ハービー・ハンコックがマイルス・デイヴィスに「バター・ノートは弾くな…」 (Don’t play the butter notes)と諭されたという、有名なエピソードがあります。これは一時「ボトム・ノート(ルート)は弾くな…」と言われたのではないかという説も流れたのですが、真相は「バター・ノート」だったようです。バターのような音。...
View Article僕は即興したいんだ、という行動指針から出発する - Gilad Hekselman
何故そんなにクリエイティブな演奏ができるのですか、と聞かれて、ギラッド・ヘクセルマンが次のように回答しています(1:21〜)。今年3月に公開されたばかりの動画です。 僕は特定のリックを持っていないと思う、あまりノッていない時に弾きやすいもの、弾いてしまうものはあるんだけど、椅子に座って「おお、これはすごいリックだ!...
View Articleギラッド・ヘクセルマンに指板はどう見えているか
あのすごいギタリストにはフィンガーボードがどう見えているんだろう、演奏中に弾いている音をどのように認識しているのだろう、と多くの人が一度は興味を持つと思います。Jazz Guitar Forumにも「頭の中での音名の呼び方」という面白いスレッドがあるので興味がある方はご一読下さい。...
View Articleグノシエンヌ・スケール(エリック・サティ)
近代フランスの作曲家エリック・サティ。「ジムノペディ」が有名ですが、同じくらい有名な「グノシエンヌ(Gnossienne)」という組曲(1890)があります。むかしよくテレビでも流れたのでご存知の方も多いはず。 下はGnossienne...
View Articleコンビニの袋が薄くなった件について
ここ3〜4ヶ月のあいだ、身の回りで超常現象が連続しました。コンビニで買ったはずのスルメとか、あらびきポークフランクなどが、帰宅すると消えているのです。もらったビニール袋の中から、消えている。...
View Articleまず自分で自分を助けるという基本
ロバート・グラスパーのInstagramに、こんな面白い投稿が紹介されていました。クリス・ロックというアメリカのコメディアンの言葉らしいです。 This.. A post shared by Robert Glasper (@robertglasper) on May 27, 2018 at 11:33am PDT...
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