あのすごいギタリストにはフィンガーボードがどう見えているんだろう、演奏中に弾いている音をどのように認識しているのだろう、と多くの人が一度は興味を持つと思います。Jazz Guitar Forumにも「頭の中での音名の呼び方」という面白いスレッドがあるので興味がある方はご一読下さい。
さてギラッド・ヘクセルマンに指板はどのように見えているのか。彼は今年3月のインタビューで次のように語っています(3:02〜)。
どう説明したらいいのかわからないけど、Cの音、Dの音を弾こうとかは考えていないよ、おすすめはしないんだけど、数字のシステムなんだ、たまたまそういう弾き方になったんだけど。ギターで音楽を演奏するようになってからそういう覚え方をしたんだ。先生がスケールのタブ譜を描いてくれて、これが1、2、3(度)だよ、と教えてくれた。だから全てをインターバルと数字で考えるようになった。ただこれは万人にはオススメしないけどね、僕にはたまたまそう見えているだけだ。
万人にオススメしない、と彼が言っているナンバー・システムですが、私もこの考え方が好きです。基礎的な練習中で音名を意識することはよくありますが、アドリブの練習中は度数を意識することが多いです。
シングルノート以外にも、コードを度数で考えるという話題について過去に記事を書いたのでご興味ある方はご一読下さい。
以前ベン・モンダーがMy Music Masterclassの教則動画(Ben Monderの教則ビデオについて)で面白いことを言っていまし...