先日手に入れたスクワイアの安いストラトキャスター。下の記事で詳しく書いたのですが、ほぼ唯一とも言える問題はフレットの感触がジョリジョリするところでした。これ、運指への影響は全くないのですが、どうも気になります。よく触れるところにネガがあると弾かなくなる恐れもあるので、そのうち解決しようと思っていました。
Jazz Guitar Forumに安いギターのフレットというスレッドを立てたところ、皆様に様々なアドバイスをいただきました(ありがとうございます!)。そこで下の4つのアイテムを入手。
- dmi guitar labs フレット磨き専用クロス Fret Butter フレットバター
- ピカールケアー 150G
- KOYO ステンレスみがきクロス
- KC フレット磨きプレート PFB-500 (2枚組み)
まずdmi guitar labsのフレットバターという製品。これはコンパウンド(研磨剤)を含まない、基本的にアルコールを染み込ませたクロスらしいです。これでフレットを拭いても、スクワイア・ストラトのフレットのジョリジョリした感じは消えませんでした(但し汚れには強く、表面にくすみが出てきたYAMAHA THR5A(紹介記事)を磨いたらピカピカになりました)。
やはりコンパウンド入り製品で磨かないといけないようです。フレットバターを試した後、有名な「ピカール」と、作業中に指板を傷めないためのフレット磨きプレート、そして「KOYO ステンレスみがきクロス」を導入。
結論を先に書きましょう。フレットを滑らかにするために必要なのは、KOYO ステンレスみがきクロスだけでした。最初に「フレット磨きプレート」をセットしてピカールでしばらく磨いたのですが、どうもジョリジョリ感が消えない。そこで一度ピカールをきれいに拭き取った上で、「KOYO ステンレスみがきクロス」でなんとなく同じフレットを磨き続けていたら、なんと、それだけでジョリジョリが消えたのです!!
作業は弦を外さずに行いました。横着をしたのですが、実は磨いている途中で弦をフレットの上で滑らせて研磨具合を確認するためには、このままのほうが都合が良かったです。
ところで「フレット磨きプレート」はすぐに使うのをやめました。なくとも困らないし、そのほうが作業が速い、と思ったからです。結果的に指板にダメージはありませんでした。ただこれは指板にもよると思うのでご注意下さい。心配な方はプレートを置いて作業したほうが良いでしょう。
作業は30分くらいかかったかな。結構疲れました。確かトモ藤田さんが、70ドルのストラトでもしっかり調整すると良い楽器になるのだ、とおっしゃっていたと思います。スクワイアのこの安いストラトは楽器との付き合い方を考える上でも面白いものだと感じています。
しかしこの布すごいですね。amazonだと150件近くのレビューがあってベストセラーということもあって買ったのですが、効果抜群です。
2枚入り349円でお買い得。ステンレスの腕時計をピカピカにするために使う人が多いようです。とりあえず磨きの足りないフレットをなんとかするにはコストパフォーマンスも良く、便利なものだと思いました。おすすめできます。