ストラトキャスターというヤバい楽器についての雑感
いま、知人からストラトキャスターを預かっています。フェンダー・ジャパンの廉価モデルらしいです。雨の夜にやって来て、理由は聞くな、とにかく預かってくれ、とのこと。警察に追われているようでした。その後、連絡が取れません。...
View Articleあなたがレスペクトするジャズ系ギタリストは?
このブログを読んで下さっている皆様に、宜しければ是非ご投票いただければと思います。お題は「あなたがレスペクトするジャズ系ギタリストは?」です。人気投票というよりも「このギタリスト、結構多くの方が投票しているけどあまり聞いたことがないな、聴いてみようかな!」という発見に繋がれば良いなと思っています。 Photo by Tom Beetz / CC BY-SA 2.0...
View Article新世紀マイルス語録(6):ホタテにも裏と表があることを忘れるな
ホタテを網に乗せようとしたその時、素朴な疑問がふと脳裏を過ぎったのだった。ホタテには裏と表があるのだろうか? どちらから先に焼くべきなのだろうか?...
View Articleデジタリー・リマスタード・アナログレコードという不思議なブツ
先日この記事で触れたION Audio Archive LPという6800円のレコードプレーヤー、その後もずっと活躍しています。先日、子供の頃に聴いていたものをあらためてレコードで聴き直したくなり、下の写真のレコードを買いました。Led Zeppelin Iです。...
View Article映画「海は燃えている」を観て思ったこと
先日、海は燃えているという映画を観ました。イタリアの小島に、アフリカ諸国からの難民が命を賭す思いで漂着する。その島には、そうした事態とは全く関係のない日常があり、人々が静かに暮らしている、というドキュメンタリー映画です。下はその予告編動画。...
View Articleレガート系テクニックの難しさ(と楽しさ)
レガートなプレイに必要な奏法と言えば、スライド、ハンマリング、プリング、スウィープ等があるでしょうか。これらの「レガート系テクニック」の難しさについて思うところを書いてみたいと思います。 Photo by nomo/michael hoefner / CC BY-SA 2.5...
View ArticleKurt Rosenwinkel “Caipi”のクロスレビュー
ジャズライター・ブロガーとして活動されている北澤さんが “Untitled Medley” というジャズサイトを立ち上げられました。そこでカート・ローゼンウィンケルの新作 “Caipi” を3人の人間が同時レビューするという面白い企画があり、光栄にもお声掛けいただきました。北澤氏とライターの吉本秀純氏によるレビュー、私の拙文が下の記事に収められています。是非お読みいただけると幸いです。 Cross...
View Article新製品情報:Cibson ES-335JR (JAZZRAC対応モデル) ー 包括契約でより多くの表現を手に入れろ!
株式会社チブソンジャパンは2月25日、一般社団法人日本ジャズ著作権協会(JAZZRAC)の新演奏権料徴収システムに対応したセミアコースティック・ギター、Chibson ES-335JRを発表した。テールピース下部のJAZZRACロゴが特徴。発売予定日は2027年3月1日、メーカー希望小売価格は335,000円(税込)。 Photo by Federico.Gallerani / CC BY-SA...
View Articleいまレスペクトされている海外ジャズ系ギタリスト(2017)・投票結果発表
2017年2月17〜25日の1週間、当ブログを読んで下さっている皆様にレスペクトしているジャズ系ギタリストをお伺いしました。435名もの方々に投票していただきました。どうもありがとうございます!どんな結果になったか、この記事であらためて紹介したいと思います。...
View Article伝説となるライブを観た!小沼ようすけ x U-zhaan スペシャル・セッション at Motion Blue Yokohama
2017年2月末日、「小沼ようすけ x U-zhaan スペシャル・セッション」をモーションブルー横浜で観てきました。これはもう最高のライブで、後世に語り継がれる伝説の一夜であったことは間違いありません!...
View Articlestrymon blueSky, BigSky, MXR M300 Reverbのどれかで悩む
先日、小沼ようすけさんがこのライブでstrymon blueSkyというリバーブペダルの”shimmer”という不思議モード(オクターブや5度上の音が緩やかに追ってくるシンセ的な効果)を使われているのを聴いて、久しぶりにエフェクターが欲しくなりました。 “shimmer”はこういう機能です(動画下)。小沼さんのこの機能の使い方に痺れました。感動的な演奏で涙が出そうになりました。...
View Article獲得形質としての笑顔
常にニコニコ笑っている、微笑みを絶やさない、という状態は人間にとって自然なことなのか。それとも不自然なことなのか。 幼稚園児や小学生のような子供は、結構ニコニコしている時間が多いんじゃないのかな。そんな気がします。いや、満員電車に詰め込まれて通勤する中年男性よりも確実に多くの時間、一日を笑って過ごしているはず。いじめられたりしていなければ。...
View Article本物は本場にあるとは限らない。しかし
むかし旅行で長崎県を訪れた時、衝撃的な体験をしました。せっかく長崎に来ているのだから長崎発祥とされる「ちゃんぽん」を本場で食べてみたい、と思ったのでした。 「すみません、私は旅行で長崎を訪れている者なのですが、この近くでおいしい『ちゃんぽん』を食べられるところはありますか」と私は地元の方に聞きました。 するとその地元の方はあの衝撃的な言葉を発したのです。 「近くに『リンガーハット』がありますよ!」...
View Article増殖を続ける我が家のコーヒー器具たち
ジャズやギターとほとんど関係のないコーヒー関連のお話です。こんなにコーヒーにはまったのは「成功の秘訣はコーヒーだ」というベン・モンダーの冗談とマイク・モレノのコーヒーマニアっぷりに起因するのですが…...
View Articleジャズギター取締法違反(6):トレモロアーム密輸容疑で男を逮捕
警視庁ジャズギター取締部は昨日、ストラトキャスターなどに用いられるトレモロアームを許可なく輸入したとして東京都内の男を逮捕しました。 瓶詰めのペルー産ホワイトアスパラにトレモロアーム1本を混ぜて米国から自宅に発送した疑い。取り調べに対し男は「ストラトを弾いているうちにアーミングしたくなった」と概ね容疑を認めており...
View ArticleJAZZ, AD 2087
西暦2087年 ー この世界にはもはや血の通ったジャズ・ミュージシャンはいない。ライブハウスやバー、ホテルのラウンジから、かつて「ジャズ」と呼ばれたあの偉大な音楽を演奏する者たちが消えてしまったわけではない。彼等はまだ存在する。だが彼等は、人間ではない。彼等は「JAZZRAC」が開発した音楽演奏アンドロイドであり、この世界では「レプリカント」と呼ばれている。...
View ArticleGuitar magazineの3月号がジャズファンク特集。グラント・グリーンの9thが良い感じなのは何故なのか
楽器店で久しぶりに手に取ったGuitar magazineの2017年3月号は「進撃のジャズファンク」という特集。かなりの分量を割いてグラント・グリーン、メルヴィン・スパークス、バンガロー・ジョー・ジョーンズ、オドネル・リーヴィー、フィル・アップチャーチ、ジョージ・ベンソン等が紹介されています。エリック・クラズノーのインタビューもあり。...
View Article韻を踏むのはもう古いらしい
最近のフリースタイルダンジョンでは、下のような感じのやり取りが目立つようになってきた気がします。 「おいコラ韻を踏んでみろ、韻踏まねーのはラップじゃねーんだよ」 「韻なんか踏まねーよ、ヒップホップってのは自由になることなんだ」 「踏めねーんだろお子ちゃまよ」 「説教してんじゃねーよオッサン」...
View Article時には心が欲するままに偏った練習に耽溺してみる
去年、バランス良く様々なメニューを効率的に毎日こなすことが大切なのだ、という思いから時にはタイマーを導入したりして、実際そのように「バランスの良い練習」を心がけていた時期があります。...
View Articleニア・フェルダーと250ドルのストラトキャスター
ニア・フェルダーのメイン・ギターは13歳の時に買ったフェンダー・メキシコ製のストラトキャスター。$250で購入したそうです。1995年当時のレートだと25,000円弱。恐らく中古でしょう。ピックアップも吊るしのままだ、と読んだことがあります。 JazzTimesのインタビューで彼はこんなことを言っています。...
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