あまり褒められたことではないのですが、すっかり弦を交換しなくなりました。メインギターの弦に至っては、たぶん1年くらい換えていません。昔は2週間に1度換えることさえあったのですが、この変わりようは何だ(笑)。ここ1〜2年、練習時間が増えているせいもあるのですが、さすがに音程が悪くなってきたのでお盆休みに交換しました。
普段はダダリオのハーフラウンド
普段メインギターに張るのはダダリオのハーフラウンド・EHR370。ゲージはミディアムの.011-.049で、これは私の定番弦になっています。.011, .014, .018, .028, .038, .049という構成。ラウンドワウンドとフラットワウンドのいいとこ取りをしたような製品で、迷ったらこれ。セミアコもフルアコもこのゲージが好き。ストラトやテレキャスだとロングスケールなので.010からの弦を使うことが多いです。
これ、すっごいいい弦です。使用人口が少ないせいか、お店であまり売っていなかったりするのですが、これがなくなったら困る。そのくらいお世話になっています。
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Elixir POLYWEB Medium .011-.049
しかし今回は、以前にJazz Guitar Forumでお友達に紹介していただいたエリクサーの「POLYWEB」と呼ばれる弦を張ってみました。半年前に注文していたのですが、ようやく登場。これ、ダダリオのEHR370と各弦のゲージが全く同じなのでオクターブチューニングの心配もなさそうなのも嬉しい。
エリクサーにはOptiweb, Nanoweb, Polywebという3つの製品ラインナップがあり、それぞれの特徴がパッケージの裏に書かれていました。
こんな感じです。日本語訳はエリクサーの公式サイトから。
POLYWEB | NANOWEB | OPTIWEB | |
トーン | 温かみのある音色 | くっきりとした音色 | クリスピーサウンド |
フィール | 極めて滑らかな弾き心地 | 滑らかな弾き心地 | 自然な弾き心地 |
つまりPOLYWEBは、多くの方が使われているであろうNANOWEBに比べると音色は少しハイがカットされていて、運指もより滑らかなのだろうなと予感させます。これ、ハーフラウンドの特徴そのまんまじゃないのかな…つまり私にはドンピシャな仕様。ダダリオより耐久性が良いのは間違いないでしょうから、これが良ければ乗り換えることになるかも(ダダリオさえ1年は錆びずに持ったのですが…)。
ゲージは普段のEHR370と同じですが、BOSS TU-12EXで一応オクターブチューニングをします。このチューナーは優秀で、最近はオクターブを合わせる時だけ登場する特別なやつ(笑)。開放弦と12Fの押弦音を合わせます。アナログな針の動きがわかりやすいのですごい便利です。
お値段はちょっとするんですが、とても良いものです。たぶん一生使えそう。
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![]() BOSS / TU-12EX クロマチックチューナー【ボス】【チューナー】【YRK】
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さて、POLYWEBを実際に数日弾いてみましたが、指に伝わってくる感じはダダリオのハーフラウンドEHR370とはだいぶ違います。EHR370はさすがに巻き弦がもっと滑らかで、フラットワウンドに近い感じ。エリクサーのポリウェブは、滑らかではあるもののナノウェブのラウンドっぽい感じもちょっと残っています。
ただ、音色は好み! ナノウェブだと私はちょっとトーンを絞りたいのですが、これはそのまま使える感じでした。難点があるとすれば、まだユーザーが少ないのか楽器店ではほとんど見かけないことです。通販だと買えますが、入手性の悪さはハーフラウンドと同じかもしれません。
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手汗と指の油分の話
最後にちょっと手汗や油分の話。人によって掌や指からかく汗の量や油分が多かったり少なかったりするようです。私は多分、手汗がかなり少ないらしく、家にあるギターの弦が錆びたという記憶がありません。ただ、これはデメリットもあります。例えば、スーパーで買い物すると、白いビニール袋をもらうじゃないですか。あれがぴったりくっついている時、どうにも開くことができないのです。
指に油分があれば、それが摩擦力を高めて袋を開くことができるのですが、できません。そういう人を想定しているスーパーがあり、濡れた雑巾などを置いているところがあるのですが、私は濡れ雑巾を触る気になれません(雑菌が発生していて臭ったら嫌だから)。そのため、30秒〜1分くらい、ビニール袋を開くために格闘することがあります。あれは本当につらい…