1年前から植物の鑑賞や栽培にハマってしまい、今年の春にはホームセンターで「とうがらし」の苗を買いました。最初はこんな小さな苗でした。いまからちょうど4ヶ月ほど前の姿。
紆余曲折あったのですが、とりあえず順調に成長して…
実が赤く熟してきました。
収穫したものをどうすべか、と悩んでいた頃、好きでよく行く東京新宿歌舞伎町近くの「やんばる」という沖縄料理店で「これだ!」と思いつきました。「コーレーグースがいい」。
コーレーグースは「泡盛」に「とうがらし」を漬け込んだ調味料。「沖縄そば」にちょっと入れると、辛味と深みが出ておいしいのです。私はこれが好きで、ついゴーヤーチャンプルにもかけてしまいます。というわけで、amazonで沖縄産の、ラベルがかわいい感じの泡盛(「時雨」の600ml瓶)を買って、漬け込むこと2週間。時々、瓶を振りました。泡盛はだんだんと黄色く色づいてきます。
これは当然、沖縄そばに入れて試したいので、「インスタントだがかなりうまい」と評判のマルちゃんの「沖縄そば」を買いました。これは前にも食べたことがあって、ベースとなる麺は「赤いたぬき」そのまんまなのですが、スープがかなり沖縄そばに近くて、めっちゃおいしいんです。他のメーカーの沖縄そばよりも断然沖縄そばっぽい味がする。
「そば」とは言うものの、沖縄そばの麺はほとんどうどんに近い感覚ですが… まずはノーマルの状態で試食。これはこれで、このままでもかなりおいしい。スープがかなり沖縄そばっぽいです。麺は「赤いたぬき」そのまんまで笑えますが、マルちゃん、やるな…
ではいよいよ、自分のベランダで育てたとうがらしから作った「コーレーグース」を投下。トポトポと入れてみます。そして実食… うまい! あと新宿の「やんばる」に置いてあるコーレーグースよりも辛い! うまい。やっぱり自分でつくったものは全然違う。
いやー、素晴らしいですね。この記事で何を言いたいかというと、やっぱり自分で実際に試してみてはじめてわかることがたくさんある、ということです。例えばジャズのサウンドがなんとなくいいなと思っていても、具体的なジャズの練習をしなければ、その音の構成要素はわからない。
私達が普段食べているものも、様々な食材からできていて、普段なんとなく「コーレーグースというのはうまい、入れよう」くらいにしか思っていなかったのですが、実際に自分で作ってみると、「コーレーグース」という調味料の存在感が全く違ってきました。