ギター仲間と新年会をやったのですが、ブルースギターが好きな友達が面白そうなギターの話をしてくれました。
年末に浅草の「まるごとにっぽん」という施設に立ち寄ったそうです。その「信州木工館」にて変わった和風ギターに遭遇。たくさん写真を撮ってきたというのでもらったものを下に掲載します。
下がその「まるごとにっぽん」だそうです。公式サイトはこちら。47都道府県の「手間隙かけた本物の逸品」や「全国の隠れた名産品」を展示販売するというコンセプトのようです。建物も浅草っぽい雰囲気ですね。
そこに下のような謎の和風ギターたちが展示されていたらしい。何か完全に「和」な雰囲気です。彫刻がすごいものもあります。
このテレキャスターは漆塗りとかそういうものらしい。こう見えてホロウボディだったとのこと。
このレスポールも漆塗りとかそういう技法が駆使されているらしい。見た目は確かにきれいです。
この色のレスポールもいい。着物が似合いそう。
この彫刻もすごい。何かエイブ・リヴェラのギターみたい。
このレスポールの龍の彫刻、ジミー・ペイジが喜びそう。ちなみにストラップだけで100万円近くするらしい。
と、和風デザインを前面に出したギターたちです。私は今使っている335と175に満足しているので新しいギターが欲しいと思うことはないし(ほ、本当にないんだからねッ!)、工芸品的なギターにも興味がありません。そのためここまでは「ふーん」と思っただけだったのですが、こう聞いてびっくりしました。
「このギター、飛鳥(アスカ)が作ってるんだって」
な、なんと。飛鳥といえばモモセやバッカスやSeventy Sevenで知られる名工房ではないですか。私は以前Seventy Sevenの小型セミアコを使っていたことがあり、とても良い楽器だなと思ったのでした(機材整理のため手放しましたが)。面白いことをやるフットワークの軽い会社という印象があります。
つまりこのStarsというブランドのギター、単に見た目が和風なだけのお飾りギターではないようです。話によると塗装で使われる「漆」はラッカーやポリエステルとは違った特製があり、実はギターに向いているのだと店員さんが説明してくれたそうです(でも乾燥に半端なく時間がかかるらしい)。
こう見えて観賞用ギターではなく、プレイヤーに買ってほしいギターたちなのだそうだ。そしてアスカだけあってこれらのデザインをベースにオーダーできるとのこと。納期は半年〜1年らしい。お値段は30万円台後半〜40万円台前半の模様。見た目からするとそんなに高くないように思えます。
下はギターに使われるメイプル材で制作されたソファだそうです。右側に肘掛けがなくて弾きやすそうですね。興味がある方は是非浅草に足を運んでみられてはどうでしょうか。ベースやウクレレ、フラットトップギターも置いてあるようです。またアンプはないようですが試奏もできるそうです。