近頃、斎藤工や高橋一生といったイケボ(イケメンボイス)を持つ俳優が女性たちに人気らしい。そのセクシーでエロい声が女性を虜にしているのだという。例えば次の動画を観て欲しい。斎藤工のセリフは本当にどうでもいい内容なのだが、声が素敵、というただそれだけの理由で女性たちは彼が好きなのだという。
やはり大人気の高橋一生をフィーチャーした次の動画も是非見てもらわなければならない。
声が良いと、場合によっては ちょっとしたセクハラやサイコパス気質までもが許容される ことがこの動画からは推測される。しかし彼もまた、何か特別素晴らしい内容のことを言っているわけではない。ただとにかく声に色気がある、それだけのことである。
このことから私達ギタリストは何を学ぶことができるだろうか。それは、女性からの支持を得るにあたって、何を言うかはほぼどうでもいい ということである。何を、ではなく、どのように発音するか。肝心なのは、恐らくそれだけなのである。WhatではなくHowなのである。意味や論理ではなく、様態 が大事なのである。
どんなフレーズを弾くのか。ミクソリディアンか、オルタードか。コンディミか、ホールトーンか。そうしたことは残念ながら、ほぼどうでもいいのである。
そうではなく、何を弾いても構わないが、とにかく最高の、甘く柔らかく包み込むようなトーン(少し低めでかすれた感じ)で発音することが大切なのである。これを仮に キュン死音 と呼ぶことにする。魅力的なギター演奏の構成は、キュン死音 が80%、残り15%がリズム、残り5%が音の選択なのだ。
続きはJazz Guitar Forumのこのスレッドで議論されたい。今日も、いい天気ですね…フッ。
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