ジェシ・ヴァン・ルーラーの使用機材について調べてみました。”Here and There”の頃に使っていたギターは1968年製のLevin model 315というフルアコらしいです。これはディアルモンド社製のDynasonicピックアップを搭載していました。このLevinギターはクルマの下敷きになって壊れてしまったそうです。下は2004年頃のジェシと思われます。
その後はオランダの手工ギターElferinkを使用。このギターにもDynasonicピックアップが搭載されています。Levinの残骸から移植したのかな? やはりP-90ともハムバッカーともつかない独特の音がしますね。
Gibson ES-150 DCWもLevinと並んでジェシのイメージが大変強いギターですね。1969〜1975年という短い期間だけ販売されていたモデルで、正面から見るとES-335シェイプですが横から見ると胴厚のフルアコという変わり種。中古市場に出回っても一瞬で売り切れるレアギターです。ジェシの個性とギブソンの個性、両方バランス良く出ている気がします。
下で使っているのはDe Witというルシアーのギターで、ジェシのシグネチャーモデル。なんとこのギター、分解できるトラベラータイプのフルコアらしいです。これは珍しいギターですね。もし動画で使っているギターがこの分解可能タイプのものだとしたら、音も立派で驚きます(少しライトな音のような気もしますが)。
(source: Jesse van Ruller signature traveller model)
ジェシお気に入りのDeArmond Dynasonicのピックアップは現在、Gretsch Dynasonicとしてほぼ同じようなサウンドのものが手に入るそうです。下がその動画。これを聴く限り、グレッチの現行ダイナソニックでもかなり初期のジェシに近いサウンドがするなぁと思いました。
上記以外にもジェシはFender Telecaster, Gibson ES-335を使っていたこともあります。最近では渋谷ウォーキンプロデュースのAruba Crestというチャーリー・クリスチャン・ピックアップのモデルも使用。アンプは主にMarbleの製品を使っているようです。
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