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fusion guitar bookの感想

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発売されたばかりのシンコー・ミュージックMOOK「fusion guitar book」を一通り読み終えました。「jazz guitar book」の姉妹本なのかな、と思って見ると「jazz guitar book presents」とあり、ライターさん・編集さんもお馴染みの方々。「jazz guitar book」と同じくハイクオリティな記事が盛りだくさんでした。

fusion guitar bookの感想

不思議なのがタイトル。確かにフュージョン系のテーマに大きく振られているのですが、「jazz guitar bookのフュージョン特集」にしなかったのには何か理由があるのだろうか…ひょっとしてフュージョンがまた「来つつ」あるのでしょうか。ページ数はジャズギターブックの最新刊(vol.38)より15ページほど増えていました。

当然ながらネットで簡単に手に入る情報とは一線を画す内容が多く、アラン・ホールズワースの来日時のエピソードなど興味深かったです。あとはYouTubeで目立っている世界のフュージョン系ギタリストにインタビューするという新しい企画があり、これも面白い!

最近注目度が高いギタリスト・田中裕一氏による「ネガティヴ・ハーモニー」解説コーナーもあります。これは私にとっての目玉記事。こちらは全6ページぎっしり、和声変換テーブル付きの充実の内容。これ、永久保存版じゃないですか!!

「fusion guitar book」という名前ですが事実上「jazz guitar book vol.39」的なものとして読めました。奏法的な面ではレガート奏法の話が多く参考になります。ホールズワース・ファンは必携の1冊でしょう。ムックだけあって付加価値の高い情報が満載です。

この手のムックは数年経つと簡単に手に入らなくなるので気になる内容のものは手元に保管しておいたほうが良いです。jazz guitar bookとか過去に何度買い直したことか。中にはヤフオクでかなりの値段で落としたナンバーもあります。
 

ところでだいぶ前に東京都千代田区九段にある「昭和館」という国立博物館に行ってきました。昭和時代の様々な物品が展示されているのですが、そこには雑誌も。下の写真中央は昭和32年(1957年)2月の「ミュージックライフ」。新興楽譜出版社、とあります。新興…えっ、シンコーミュージックってこういう漢字だったの!? と驚きました。

fusion guitar bookの感想


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