iMacやMacbookやiPhoneの画面を大型テレビに映すとき、これまでGoogleのChromecastを使っていたのですがちょっと前にコネクタが壊れてしまいました。せっかくなので新しい製品を試してみようと思い、この手の製品では一番人気らしいAnyCastを買ってみました。
外観はChromecastそっくり(ロゴとかパクり…)で、USB給電・WiFiアンテナのコードが付属します。パソコンのChromeブラウザやスマホのYouTubeアプリにあるChromecastアイコンから飛ばすのでなく、スマホやパソコンの画面をAirPlayやMiracastでそのままミラーリングする仕組みです。Mac系の場合はAirPlayで飛ばすということになります。
スマホに入れた教則動画などを大画面テレビで見たい時に重宝します(手元で見たい時はFire HDが便利)。アプリに依存しないところが長所。iOS11になってから一時使えなくなったのですがファームウェアが自動でアップデートされて使えるようになりました(iOS11はApple史上最低とも言えそうなひどいOSで、いろいろ動かなくなって本当に困る)。
最初の接続方法はややクセがあります。まずAnyCastを接続したHDMIの画面へ。次にスマホでAnyCastのSSIDにWi-Fi接続します。パスワードはテレビに映っているものを。この時、Mac系ユーザーがうっかりMiracast Modeを選んでしまうと厄介なことになります。その場合、ドングル本体のボタンを押して少し待つとMiracast/AirPlayが切り替わります。
詳細設定はブラウザからできます。192.168.203.1にアクセスすると管理画面に入れます(画面下)。言語は日本語も選べます。起動時にMiracastになってしまう場合などここでAirPlayを選択。これらの設定が終わったら、あとはデバイス側から画面をミラーリングするだけです。
ChromecastやFire TV Stick等の競合製品との最大の違いは、デバイスの画面をそのままミラーリングできることです。対応アプリなどを気にする必要がありません。デバイスのGoogle Mapをそのまま大画面テレビにミラーリングしてバーチャル観光も楽しめます。画面も普通にきれい。
単純にYouTubeやNetflixを見たいような場合はChromecastやFire TV Stickのほうが使い勝手は良いと思いますが、単純なミラーリングならこの製品ですね。Chromecastの時はスマホの「ホームビデオ」に入っている教則動画をテレビにキャストできなかったのでその点でAnyCastは助かっています。
Androidユーザーの場合Chromecastでも単純なミラーリングができると思うのでChromecastのほうがいいかもしれません。GoogleはApple製品に対してちょっと冷たいですね。競合なので当たり前ですが…