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20万円の単板イーストマンと4万円の合板アイバニーズ

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20万円の単板イーストマン・アーチトップ(AR810)と4万円の合板アイバニーズ・アーチトップ(AF71)の音を比較している好動画を発見しました。正確には2000ドルと400ドルなので最近のレートだと22万円と5万弱、という感じでしょうか。どちらもフローティング・ピックアップでイーストマンはケント・アームストロングを搭載。

5分ほどの動画の前半では生音のみで比較、後半はSuproのアンプに通しセルフ・デュオでDonna Leeを弾いています。イーストマンのほうが輪郭がハッキリしていて、よく通る感じの立派な音がすると思いました。動画のコメント欄を見てもイーストマンのほうが断然良い、という声が多いです。

こういう動画を見るたびに「良い音」って何だろう、と思います。このイーストマンは確かに立派な音がするのですが、かといってアイバニーズが「良くない音」とも言えない(私には)。ジョン・ピザレリみたいに弾きたいならイーストマンのほうが良いと思いますが、大友良英さんみたいな表現をしたかったらたぶんアイバニーズのほうが便利なはず。

そうか。いまぽろっと「便利」と書いてしまいましたが、このアイバニーズはきっと様々な表現に対して開かれた便利なギターなのでしょう。イーストマンは、素晴らしい音だけれども融通はたぶん効かない。

どちらを買うべきなのか。答えはもう皆さんおわかりですね。

答え:両方


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