ジャズとギターを巡る禅問答的な極論の数々、あるいは真理の華麗なるちゃぶ台返し。私達はいつかこのくびきから解き放たれ、自由になることができるのかー
「メトロノームを使うべきである」
「メトロノームは使わなくても問題ない」
「メトロノームは裏で鳴らすべきである」
「メトロノームは表で鳴らしたっていい」
「スケール練習は必要だ」
「スケール練習は必要ない」
「クリーントーンで練習すべきである」
「本番で使うエフェクターに繋いで練習すべきである」
「速く弾けるようになるためには、超低速で練習することが必要だ」
「速く弾けるようになるためには、限界域で速く弾く練習が必要だ」
「力強くピッキングすべきである」
「ピッキングは弱くてもいい」
「全ての音をピッキングすべきである」
「全ての音をピッキングする必要はない」
「無意味に長時間練習するのは好ましいことではない」
「なんとなくでも長時間ギターに触れているのは良いことだ」
「練習時は100%集中していなくてはならない」
「練習時はテレビを見ているくらいのほうが周囲に対する注意力を養成できる」
「とにかくコピーすべきである」
「コピーなどしなくても良い」
「タブ譜は害悪である。タブ譜反対!」
「タブ譜は初心者がポジションを理解するために必要なものである」
「いつも同じギターで練習すべきである」
「時々違うギターを使うことによってメインギターのサイズ感が相対化されて上手くなる」
「酒を飲んではいけない」
「ちょっと酒、入れてみろ」
「演奏中は常に展開を予測し、次に何を弾くべきかを考えている必要がある」
「思いっきり練習したら、本番は全部忘れてただ弾けばいい」(George Benson)
「ピックとピッキングによって音色変わるよね」
「ピックとか右手は音色とは一切関係ない。左手、左手だよ!」(Mike Moreno)
「Drop2を覚えましょう。4つ切りで刻んでバッキングしてみましょう」
「こんな弾き方どんな使い途があるのか想像さえつかないね」(Mike Moreno)
「私は聞こえるものを弾いている」 (John Abercrombie)
「弾いたことがないものは聞こえるわけないじゃないか」 (Peter Bernstein)