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いっぱい家で間違えておくのは、アドリブにとってはすごく重要なことだと思います –小沼ようすけ

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小沼ようすけさんがGibson ES-275との出会いを語る動画の中で、アドリブ練習について興味深いことを語られていました。

家ではこういう練習をしても、いくら間違えても大丈夫だから、そういうトライを家でいっぱいやって、いっぱい間違えた道を作って。そうすると本番、そこには行かないようになってくるから。いっぱい家で間違えておくというのは、アドリブにとってはすごく重要なことだと思います。

これは参考になるお言葉ですね(10:04〜)。私の場合、家ではどうしても「間違えないように頑張ろう」と意識して練習することが多いのですが、あえて間違う必要はなくとも、間違いを恐れずにたくさん「間違えた道」を踏むのも大事なのか、と思いました。

お話を聞いていて思ったのですが、脳は確かに私達が思っている以上にはるかに優秀で、「間違ったこと」つまり「嫌なことを」をしないようにできている、と感じることが多いです。だから普段間違ってしまっても、脳はそれを避けるように成長してくれるはず。これはきっとあるだろうな、と思いました。

小沼さんは「ソロ・ギター・メソッド ホップ・ステップ・ジャズ!」でも書かれていたのですが、最近はアドリブを練習をしていて、その都度気に入ったフレーズが出てきたらそれを何度も身体に叩き込む練習をされるそうです。また上の動画によると、なんで弾けないんだろう、と落ち込むことも多いようですが、その落ち込み度合いが強いほどリターンも大きいそうです。

小沼さんほどのスーパーギタリストでもそんなふうに感じているのか、と思うととても勇気づけられる動画でした。新しい表現を得るための練習は大変なことも多いですが、俄然やる気が出てきました。

12:02〜の「弱気の風が吹いた瞬間に全てが自信のないものになっていく」というお話や、「煮詰まった時はギターを置いて思いっきり運動してみる」というお話もすごく面白いです。未聴の方、是非ご覧ください。元気が出る動画です。

小沼ようすけのソロ・ギター・メソッド ホップ・ステップ・ジャズ! (Guitar Magazine)
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