「のん」とキリンジの「エイリアンズ」をフィーチャーしたLINEモバイルのCM第2弾が出ているようです。テレビではまだ目にしていないのですが、YouTubeで見つけました。第1弾ほどではないものの、やはり心を揺さぶられる切ないCM。英語の”alien”は「宇宙人」以外にも「疎外されている」という意味があるせいか、「隔たれている」感を持ってしまいます。
ところでキリンジの「エイリアンズ」を何度も聴いていたら、ジョージ・ベンソンの”Breezin'”というアルバムが頭に浮かんできました。例えばこの曲、”So This Is Love”ですが、グルーヴは違っていても「エイリアンズ」に雰囲気に似ているところがあると感じるのは私だけでしょうか。たまらなく切ない感じ。”This Masquerade”にも同じような空気を感じます。
ここで再びキリンジ本人達の演奏。堀込泰行さんの歌、すごくないですか。そのヘンのおばちゃんにこの歌聞かせたら、「歌ヘタだね」と言うかもしれない。でも私はこの方の歌、最高だと思う。クラシックのピアニストはセロニアス・モンクのタッチと音色を美しいとは言わないかもしれない。でもモンクが美しくないと言う人はいるだろうか。ジミー・ペイジのギターが美しくないという人はいるだろうか。いるわけないですよね。最高ですよこの人の音楽。
ギター・ソロのほとんどを3弦で、”Unitar”的に弾かれているところも「歌」という感じでいいなと思います(4弦もちょっと使われているけど、ホリゾンタルなプレイ)。
4月16日(日)に東京・豊洲PITで堀込さんのライブがあるそうです(堀込泰行 – <堀込泰行>ライブツアー情報(HORIGOME,YASUYUKI LIVE TOUR2017)。人生の中でこの「エイリアンズ」みたいなすごい曲が、1曲でも書けたらいいなと思います。その人生は最高だと思います。