スキマ時間トレーニング(4)：ディミニッシュ・セブンスの転回形を瞬時に言えるようにする

電車の移動時などのスキマ時間に実践できる脳トレ的なアイデアで、私自身がやってきたものをクイズ形式にしてみました。今回のテーマは「ディミニッシュの転回形を瞬時に言えるようにする」です。

ディミニッシュ・セブンス・コードの転回形を完全に記憶する

ディミニッシュ・セブンス・コードは基本的に3種類しかありません。また各々のディミニッシュ・セブンス・コードは、他に3つの別名を持っています。これを徹底的に記憶して、瞬時に言えるようにします。

• Cdim7 = Ebdim7 = Gbdim7 = Adim7
• C#dim7 = Edim7 = Gdim7 = A#dim7
• Ddim7 = Fdim7 = Abdim7 = Bdim7

等号で結ばれているコードは全て構成音が同じです（短3度間隔で離れています）。つまりCdim7のコードは、Ebdim7の上で完全にサウンドしますし、Cdim7で何かフレーズを持っているなら、それはAdim7上で弾いてもまずサウンドするでしょう。

例えばCdim7 = Ebdim7 = Gbdim7 = Adim7という関係が瞬時に想起できると、アドリブ中に最も近いディミニッシュのポジションに移動することができたりと、大変便利です。ディミニッシュ・コードとしてだけでなく、ドミナントb9thを考える際にも便利。

練習

下は練習用のクイズです。全部で6問。下線部に入るコードを選びます。制限時間は60秒ですが、目標は 考えることなく次々と正解できるようになること です。1問ごとに正解不正解を確認できます。グリーンでハイライトされた選択肢が正解です。

• どの音からでも短3度間隔で音を言えるようになる練習、とも言えます