Ibanezのジョージ・ベンソン・モデルGB10に弟分が登場したようです。
Ibanez GB10 SEというモデル名で、アイバニーズの日本のサイトにはまだ掲載されていませんがUSAのサイトで紹介されていました。ただ国内では既に販売されていて価格はどこも大体¥166,050のようです。
仕様的にはほとんど同じで、外観で違いがわかるのはトラスロッドカバーとインレイの色。フレットの仕上げがPrestigeではなくArtstarのようですが多分悪くなってはいないでしょう。もしかするとペグがGotohじゃなかったりするのかな? そのうち現物を弾いてみたいです。テールピースは本家GB10と同じに見えます。
本家GB10の標準的な価格は現在¥271,350なので10万円強安いんですね。中国製だからだと思います。高いギターが売れなくなってきているらしいのでその対策だと思いますが、Ibanezの中国製ギターは品質も悪くなかった記憶があり期待しています。それに中国製で16万円というのはかなり高級。
よくアメリカのギターフォーラム等で「MIJ, MIC, MIK」といった略語を見かけます。Made in Japan, Made in China, Made in Koreaの略です。今でこそMIJは高品質なものとして歓迎されていますが、どうも4〜50年前はそうでもなかったようです。
MICやMIKを忌み嫌う人もいるのですが、中国では職人が育っているようなのでやがてMICもMIJ的な位置付けになるのかもしれません。んー、でも16万円か。ものすごーく昔、日本製のGB10の新品がそのくらいの価格で買えたような気がするのですが…(気のせい?)
Ibanez GB10はフルアコの1種というより「GB10という楽器」と言っていいほど個性がある魅力的なギターです。むかしオールドのGB10を持っていましたが手放してしまいました。しばらく楽器店には近寄らないほうが良いかもしれません。