誰が言っていたか思い出せないのですが、ジャズには「リードギター」と「リズムギター」のような概念はない、という言葉を目にしたことがあります。ロックだと華麗なテクニックでギターソロを弾く人と、安定したバッキングで「補佐」する人、2人のギタリストがいるバンドは珍しくありません。ボーカルが「リズムギター」を兼ねていることも多い。
だがジャズにそんなものはないのだ。ジャズギタリストたるもの、リードギターもリズムギターも1人でこなせなくてはならない。そんな言葉を、どこかで読んだ。読んだ当時は、なるほどなぁと思いました。その通りだろうとは思います。パット・マルティーノの昔のアルバムでバッキング専門のギタリストが参加していたことはあったけど…。
ところで下の画像はマイルス・オカザキのインスタグラムから。この記事を書いている時点で、自己紹介欄に彼は”Rhythm guitarist”と書いています。赤枠で囲ってあるところ。カッコいいねぇ!と思いました。
これは特殊な意味が込められていそうです。バッキングだけやるギタリスト、という意味では勿論なく、俺はリズムについては人一倍うるさいぞ、すごくリズムのことを考えているんだ、という表明でしょうか。
確かにマイルス・オカザキのMy Music Masterclass教則動画は「リズミックな即興」がテーマでした。チャーリー・パーカーの「コンファメーション」を素材に様々なリズムの冒険を扱っています。興味のある方は是非御覧ください(フルバージョン)。
世の中に出回っている教則本でも、YouTubeの動画でも、ネットのいろいろなサイトでも、音の選び方に関する内容が8〜9割を占めていて、リズムの話はほんのわずかなことが多いです。説明が難しかったり、手間がかかるせいもあると思うのですが、その結果リズム、リズミック・フィギュア(リズムのかたち)について意識的になる時間が自然と少なくなる傾向はあるので、気をつけないといけないなと思います。
俺は、リズム・ギタリストだ。
カッコ良すぎて痺れる!