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亜麻色の髪の乙女:メアリー・ハルヴァーソンとビル・フリゼールによるジョニー・スミスへのトリビュート

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Mary Halvorson, Jazz guitarist; Picture taken in Jazz Club Unterfahrt, Munich/Bavaria, photographed by OhWeh

Photo by OhWeh / CC BY-SA 2.5

メアリー・ハルヴァーソンとビル・フリゼールがデュオアルバムを発表します。ジョン・ゾーン主宰のTzadikレーベルから7/27リリース。日本のamazonではまだ取扱いがありませんがHMVでは予約が始まっています。タイトルは”Maid with the Flaxen Hair”で、「亜麻色の髪の乙女」の意。誰もが何処かで耳にしたことがあるはずの、フランスの作曲家クロード・ドビュッシーの有名なあの曲の名前です。

トラックリストは以下。このアルバム、ハルヴァーソンとフリゼールが影響を受けたジョニー・スミスへのトリビュートとなっています。

1. Moonlight in Vermont
2. The Maid with the Flaxen Hair
3. Scarlet Ribbons for Her Hair
4. In the Wee Small Hours of the Morning
5. Shenandoah
6. The Nearness of You
7. Black is the Color of My True Love’s Hair
8. Old Folks
9. Misty
10. Walk Don’t Run

ここでジョニー・スミス先生のソロギターによる「亜麻色の髪の乙女」を一緒に聴きましょう。

ハーモニクスと開放弦の使い方が参考になります。なお本人はDrop Dチューニングで弾いているようです。それにしてもドビュッシーのペンタトニックな音使いはジャズと相性が良いなと思います。

メアリー・ハルヴァーソンとビル・フリゼールの共演は私にとって夢の組み合わせです。もう頭の中で2人のサウンドが鳴っています。メアリー嬢は基本的に残響なしのデッドな音で、フリゼール氏は空間系エフェクターを多用しますが、今回もそうなのか(個人的にはかなり相性が良いように思う)。それともちょっと変わるのか。デュオなのかコンボなのか。今から妄想しまくりです。

ハルヴァーソンとフリゼールの2人が長年愛用しているエフェクターにも同じものがあります。LINE6 DL4 Delay Modelerです。私も愛用中。アナログで自然な柔らかい音がするんですよね。MXRやTC Electronics、Strymonのようなハイファイな音もそれはそれで魅力的なのですが、DL4はちょっと換えが効かない感じです。デッカイけど…かわいいから許す!


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