個人的にシベリアやモンゴル、北極圏に居住する方々の音楽が気になっていて、このブログでも何度か記事を書いてきました。例えば…
ただ今日発見したこの動画がすごい。大迫よりも半端ない。2014年からある動画らしく、消えないといいのですが、どのトラックもすごい。すごすぎる。最近のフリースタイルダンジョンの1万倍面白い。これは一体何なんだ…
そのへんのヒップホップやテクノを軽く駆逐できるグルーヴです。イヌイットの人々にとって音楽とは何だったのだろう。
イヌクティトゥット語には、西洋的概念に影響された聴衆や民族音楽学者の想定する音楽という言葉が伝統的に存在しない。民族学的調査では、音楽の概念自体が彼らの文化に無いことを示唆している (Nattiez 1990:56) 。一番近い語であるnipiは、音楽や演説の声、雑音という概念を含んでいる。
Traditionally Inuktitut did not have a word for what a European-influenced listener or ethnomusicologist’s understanding of music, “and ethnographic investigation seems to suggest that the concept of music as such is also absent from their culture.” The closest word, nipi, includes music, the sound of speech, and noise.Traditionally, “Eskimo songs seem to have been intended to be heard as parts of a whole–a series of auditory experiences.”
これとジャズの何の関係があるんだ、という方もいるかもしれませんが、ジャズはこういう音楽(または事象)と無関係であってはいけないだろう、と思います。西洋的な音楽学校に行くより、2年とか3年、アラスカやグリーンランドやシベリアのイヌイット・エスキモーの方々のところに住まわせてもらったほうが大きい発見があるのではないか、と思ったりしました。