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自分の成長を実感する瞬間

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最近Jazz Guitar Forumに何か『超えたな!』と思った時というスレッドが立って、とても興味深い投稿を読めています。この「キタ!」とか「あ、わかった…」という瞬間、「弾けてるかも…」という感覚が定期的に現れてくれると、モチベーション上がりますよね。ブレークスルー体験。

私はまだまだ多くのブレークスルーを必要としている人間なので、偉そうに何か言える立場ではないですが、自分が過去に得たブレークスルーを思い出してみると、ひとつは「関係と重なりの理解」に関することが多かったような気がします。何かわかるようになって、それが次の段階への入口になった。

関係と重なりの理解

「関係と重なりの理解」と私が呼んでいるものは、簡単な例で言うとDm7のコードトーンに11thのG音を足すとDmマイナーペンタが生まれるとか、指板上でDm7コードを押さえた時に、そこにFΔ7のシェイプやFリディアンスケールのレイヤーが重なって見えるようになる、といった類のことです。様々なものが相互に関係しあって、重なるように存在している。そういうものの発見と理解。

これは単に視覚的な気付きだけでは不十分で、耳での理解(例えばドリアンの6thとリディアンの4thが同じ性質のサウンドに聴こえてくる、みたいなこと)や、それを弾くためのテクニック(運指やピッキング)が、結構長い時間をかけて育っていって、やがて意識下で総合的にシンクロしていってはじめて「きちんとした理解」になるような気がしています。

するとある日「ああ、こういうことだったのか…」ということが起こる。この「こういうことだったのか…」は、理論の勉強だけ、弾かずに聴いているだけ、音楽の文脈から切り離された運指練習だけからは発生せず、それらが意識下でくっついてシナジーを起こした時に発生するような気がします。全部いろいろやっていてある日、わかる(ただしがむしゃらに、でたらめにやってもうまく行かない)。

そしてこういうブレークスルー(というか、醸造・醸成というゆっくりした感じの言葉のほうが適切かも)は、週末に2時間だけギターを弾く、という楽しみ方ではたぶん発生しにくいのではないかと思ったりもします。毎日少なくとも2時間、深い観察を伴った練習を続けたほうが生まれやすい、と個人的には思います。

聞こえるから弾きたい

もう一つの個人的な過去のブレークスルーは、例えば普通にはアウトな音だけれども、自分はそれを弾きたい、と自信を持って思える状態になった時など。特定のコードやコード進行の上で、かなりアウトサイドな音だけれどもメロディをつくる上でその音が自分には必然的なので使いたいと思った時。楽器や理論のメカニズムの理解というより、音楽表現に関することです。

ただこれも、そのアウトな音を説得力を持って弾くためには、リズムもアーティキュレーションも完全でないとキマらなかったりします。つまりテクニックも同時に伸びていないと、メロディ・センスに関わるブレークスルーも起きにくい。

すぐには成長しない

これは我が家のウチワサボテンです。ディズニーの法務部に訴えられそうなシェイプですが、最近、待望の三段目が発生しました!中央の三段目もそうですが、右下にも小さい芽が生えてきています。この三段目が出てくるまで数ヶ月かかりました。

自分の成長を実感する瞬間

成長はものすごく時間がかかります。ある程度の大きさまで膨れ上がらないと、自分が成長しているかどうか気付けず、なかなか辛い時期もありますが、練習を続けていれば(特に深い練習)こういう芽が自分の中にいっぱい生まれてきているはずなので、枯れないように育てていきたいですね。


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