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反射神経を鍛えたい人に必要な練習とは

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咄嗟に何か弾けない、という悩みを持っている人は多いと思います。テンポが速いと発想が止まってしまう。頭も指も固まってしまう。共演者の表現に反応できない。指板が見えなくなってしまう、等々。

反射神経を鍛えたい人に必要な練習とは

これに対応するために、普通の思考法では次の2つの練習法に至るのではないでしょうか。

1. 速いテンポでチェンジの多い曲を弾く練習
2. 本番(アンサンブル)で速いテンポで弾く経験を繰り返す(セッション等)

このうち後者、アンサンブル環境で速いテンポで弾くことは得るところが多いと思うので、まだ速いテンポで弾けない場合でも機会があったら(セッション等で「できなくてもいいからやってみなよ!」と言われたら)時々やらせてもらうと良いと思います。最終的にはこれを繰り返さないと速度には対応できないはず。

しかし上記1.の練習を大量にやってもあまり役に立たないかなぁ、と個人的には思います。どうしても個々のユニットの理解と習熟が浅いまま終わってしまうのではないか(流れを理解することは大切だとしても)。

むしろ狭い範囲の課題を、深くどっぷりと何時間もやる。効果的なのは下の記事でも紹介したような「深さ」を追求する練習だと思います。キーワードは「深さ」。Depth。これは速さにも繋がると思います。

ひとつの音程を5分ではなく2時間とか練習して身体に染み込ませる - Mary Halvorson
自由表現を探求する素敵なお姉さんメアリー・ハルヴォーソン氏が下の動画でインターバル練習を紹介しています。トライトーン(増4度)を4度サイクル...

どんなに速いもの、難しいものでも反射的に何か弾けないのは言語的・分析的に考えようとしてしまうから。実際の演奏時はそういう時間の余裕がない。「言語以前」の感覚でサッと意図した音を出すためには、言語以前の意識に自分がやりたいことを浸透させておくしかない。

ただこれはいわゆる「手グセ」や「マッスルメモリー」とは別の話。無意識に、反射的に何かに対応するために長いリックを仕込むことと、2音とか3音の最小単位まで降りていってそのサウンドを運指とともに理解して脳に染み込ませることは別。長いものを暗記しても、脳の解像力は上がらないでしょう。

「速く弾けるようになるためには、ゆっくり練習することだ」とよく言われますが、もう一つ、「速く弾けるようになるためには、深さを伴う練習をすることだ」とも言えるのではないか、と最近思います。

例えばディミニッシュのアルペジオやコンディミの運指に自信がない、という方は1回6時間、何日間かはそればかりやってみる(連続して数日取れなくても効果あります)。V7(b9)コードトーンとの位置関係もじっくり観察する。悩んでいる人は多くの場合そういう練習をしたことがないと思うので、やってみる価値はあると思います。

MBGU Jazz Curriculum: Diminished Workbook (English Edition)
Mel Bay Publications, Inc. (2016-07-05)

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