Mary Halvorson(メアリー・ハルヴォーソン)というギタリストを最近になって知りました。1980年マサチューセッツ州出身だそうです。ジュリアン・ラージが言及していたのでYouTubeを探索してみたところこれを見つけて、一聴して完全にファンになりました。すごすきるだろ!! ディアルモンド・ピックアップを搭載したでっかいギルドのフルアコでこういう音楽をやっているところがたまりません。
オーネット・コールマン、セシル・テイラー、デレク・ベイリー、大友良英さん等が好きな方ならきっと心に響く音楽ではないでしょうか。この方、日本でも有名なのかなと思って検索してみたら、私が大好きな加藤一平さんがブログで紹介されていました。あー、やっぱり…(笑)という感じでした。
日本でもこういう感じの最高にカッコよくて自由な感じの音楽はいつでも聴けるのです。加藤一平さん、市野元彦さん、類家心平さん、鉄井孝司さん、織原良次さん、外山明さん、橋爪亮督さん、藤原大輔さん、太田剣さん。こうした方々が集まると日本でもこういう方向の最高の音楽を聴くことができます。
商業的にはそんなに売れるような音楽ではないのかもしれませんが、聴いていて本当に飽きないなぁ。こういう音楽が途絶えていないっていうのが素晴らしい。
ジョン・ゾーンの曲も演奏するようです。すごくいいです。2014年に来日されていたようですが、次回はいつだろう。必ず見に行くと思います。
ところで個人的な意見なのですが、「フリー・ジャズ」や「フリー・インプロビゼーション」という言葉はいつも誤解ばかり生むのであまり口にしたくありません。彼等の音楽は現在支配的な調性音楽とは少し違うロジックと力学をベースにしているだけで、何か適当なことをやっているわけでは全くありません。まぁでも、ピンとこない方にはずっとピンとこない音楽かもしれないので、それ以上は何も言えなかったりもします。
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