半年ほど前にこの記事でSuchmosという日本のバンドについて触れました。テレビCMで”Stay Tune”という彼等の曲が流れていて、空耳アワー的英語の不思議な言語感覚と懐かしい感じがするグルーヴにハマったのでした。私この曲大好きです。
で、つい先日2人のカナダ人女性による、上の動画への「反応動画」を見つけました。これが面白い内容。2人が何を話しているか、動画下に日本語で解説してみました。
「飛行機が離陸するみたいな音だね」
「(曲が始まった瞬間)おおーーーっ!!また懐かしいレトロ風のヴァイブ、やめてー」
「彼の声…!!」
「彼の声、グルーヴがある!!」
「今日はレトロの日なの?(※2人はこの日他にも色々聴いていた模様)」
「だからJPOPって聴いていたくなるのよ、JPOP, JROCK, JWORLD」
「(vo.のヨンスが歌いはじめると)ワァーオ…」
「すごい特徴のある声してる」
「(ファルセットに)ワァーオ、Yes, Sir!!」
「(ファルセットを)軽々とやってるねー」
「わたし椅子から落っこちそう」
「このひとソロなの?それともグループ?」
「バンドだー!!! みんな楽器持ってる、見てー」
「(ヨンスの”yeah yeah”に)yeah yeah !! (そして踊りはじめるw)」
「(再びヨンスのファルセットに)わぁーお…(うっとりした様子)」
「彼の声、独特で惹きつけられちゃう」
「レイドバックした感じが好き」
「余裕なのよね(effortless)」
「クールなのよ(=歌い方に力が入っていない、cool about it)」
「歩きながら歌ってるね」
「バックのミュージシャン、私達聴いてるよ!!」
「あなたたちすごくいい」
「わたしこれ大好き」
「この人たち誰なの!!」
「あの髪型」
「高い声出せるねー」
「ロボットだ」
(完全にノリノリで踊っている2人)
「これ一日中聴いていられる」
「毎日聴いていられる」
「iTunesでこの曲ダウンロードする」
「(バンドメンバーが光る映像エフェクトに)おおー」
「勿論ボーカルの彼も光るよね、わかってたよ(笑)」
「すごく良かった。最初の2秒でもう良かった」
「もう1回聴きたい」
人が何かに感動する姿を目にするのは、いつも気持ち良いものですね。心が洗われます。
では本題に入ろう。ジャズ・ギタリスト諸兄に私の学びを共有したい。研究の結果、女性観客の心をガッチリ掴むには次の点を心掛ければ成功するらしいことが判明した。
- 何はなくとも特徴のある最高にいいトーンで弾く
- それを頑張っている感じがしない、余裕たっぷりな感じで弾く。必死感があると女性にはモテないのだ
- 相手が思わず繰り返したくなるようなフレーズを弾く
- ソロ・アーティストではダメだ。バンド。バンドなのだ
- 可能であれば最初の2秒で相手を自分の世界に引き込む
- 可能であれば光ってみる。全身と顔から光線を発してみよう
最初の3つは努力次第で何とかなりそうである。また、なんとかすべきである。あとやっぱりリズム。相手が踊りだしたらもうこちらのものである。俺のジャズギターは、果たして彼女たちの身体をこれほどまでに揺らすことができるだろうか…
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