先日記事を書いた1枚$35の高級ピック・BlueChip Jazz60ですが、その後使い続けているうちに印象が変わってきました。このピック、やはりとても良いものです。使えば使うほど良いものに思えてきました。
前回の記事では、とても良いものだとは思うが今後このピックに変えようとまでは思わない、という感じだったのですが、少し心が揺らいでいます。このピック、何が良いかというととにかくストレスが少ない。弦離れが良いのでピッキングに無駄な力が入りません。長時間弾けば弾くほどそのありがたみがわかってきます。
これはピッキングに悩みを持っている入門者の方にとっても「矯正具」となりうるピックではないかとも思いました。練習用に1枚だけ手に入れて、このピックで弾いている時の感覚、弾きやすさを覚える。多分それがいちばんストレスなく撥弦できている状態。それをベンチマークにする。これを基準に自分の脱力具合を測ったり、普段使いのピックを選定すると良いように思いました。
「よく調整された弾きやすいギター」を触ったことがある方には、「よく調整された弾きやすいピック」という言い方で通じるでしょうか。調整されたピック、ってヘンな言い方ですが、そういう感じです。私はとても好きになりました。最近ピックで悩むことは特になかったのですが、やはり定期的に違うものを試してみるとテクニック面を見直す良いきっかけになるなぁと思いました。