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ジャズりんご

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先日、立ち寄ったスーパーで不思議なりんごを見かけました。その名も「ジャズりんご」。ニュージーランド産の小ぶりなりんごです。何故ジャズなのか。何がどうジャズなのか。その名に偽りはないのか。

ジャズりんごの謎

ジャズりんごの謎

確かめないわけには行かないので購入し、食しました。

ジャズりんごの謎

ポップで説明されている通り、甘みと酸味は程よくあるといった感じで、甘すぎず酸っぱすぎずのバランス。さっぱりしている。歯ごたえはサクサクとしっとりの中間くらい。Wikipediaの説明には固くてクリスピーとあるが、hardという感じではなかった。色々調べてみたもののこのりんごが何故Jazzと名付けられたのかは不明。

ところで味覚のアナロジーを使って和音・和声を考えてみるのは面白いのではないかと思ったのでした。Wikipediaによると味覚には「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味」の5つがあるらしく、あとは辛さ(痛覚)と食感も大事でしょう。ちなみに「食感」(及び、口に入る素材の形状。大きさやカットの様態)によって味わいは相当変わると聞いたことがあり、また実感もします(「食感」って「リズム」に近いんじゃないのかな、と思ったり)。

同じりんご(同じ素材)であっても、そのままかじって食べるのか、カットして食べるのか、またどんなふうにカットして食べるのかで味わいが全く変わってくるんですよね。これはお刺身とかでも同じだと思います。どんなに新鮮なマグロでも、短冊の状態でカブッとかじってもおいしくないはず(※やったことないので推測)。包丁さばきは相当大事なはず。

前にも書いたことがあると思うのですが、パット・メセニーはこんなことを言っていました。

もしラインが強力なリズムを持っているなら、何の音を弾くかはほとんどどうでも良い。
If a line is rhythmically strong, it almost doesn’t matter what notes you play.

これを食べ物の文脈に置き換えるなら、極端な話、素材の良し悪し・鮮度がどうであろうが、カット次第で良い味に変えられる、ということだと思います。さすがに腐っていたらダメだろうけど、カットというか、サーブの仕方(提供の仕方)には、素材の力を超え得る何かがあるのではないかと感じます。

各種インターバルを味に置き換えると何味だろう。書きながらぼんやり考えてみると、私の場合は8度(オクターブ)と完全5度と長3度と短6度が甘み。酸味は完全4度と長7度と短2度。苦味は増4度。塩味は長2度と短3度。b9は苦味、#9は酸味。#11はうま味(「うま味」という概念を自分が本当にわかっているかどうかは怪しいけれども)。b13は苦味。…

ていうかそんな簡単なものではないのかもしれません。いくつかの音程は複数の味を持っているような気もします。あと複数のインターバルを組み合わせれば印象はもう無限に変化しまくりんぐです。

私はいわゆる共感覚を持っているわけではないので、こういった印象は日や体調によっても変わるんだろうなあ、と思いました。とはいえ極端に大きいブレはないようなので、自分が好きなこと、やりたいことが無意識内でより良く整理されることを期待して、こういうラベリング的な行為を日頃からやっていると、後々何か良いことがあるかもしれない、と考えています。


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