2018年2月1日
人類は滅亡した。だが今日もギターの練習を続ける。
ソファミレ・ドシラソ・ファミレド・シラソ。ただスケールを下る。
だが、俺は音楽の秘密に近づいているような気がしている。
2018年2月3日
ソファミレ・ドシラソ・ファミレド・シラソに、イチロクニーゴーの循環進行を組みあわせる。
コードトーンがきれいに強拍に落ちる。
こ、これは…
2018年2月5日
VIをセカンダリー・ドミナントのVI7に。
その上でVIとVをオルタード化する。
これでもまだソファミレ・ドシラソ・ファミレド・シラソ、のままだ。
2018年2月10日
途中で音をオクターブ上げることを思いついた。
これでもまだソファミレ・ドシラソ・ファミレド・シラソだ。
2018年2月11日
依然としてソファミレ・ドシラソ・ファミレド・シラソ。
2018年2月15日
ソファミレ・ドシラソ・ファミレド・シラソファ…もはや原型のようなサウンドはない。腹減った
2018年 にがつにじゅうは…
うま…かゆ…
単純に下降する音列を設定し、オクターブ・ディスプレスメントでバリエーションをつくる
上で紹介した方法論は私が思い付いたものではなく、アメリカのギタリストDon Mock氏の著書から学んだものです。非常にシンプルな考え方で、Mock氏は最初の「ソファミレドシラソファミレドシラソ」のようなものを「マスタースケール」と呼び、それにオクターブ・ディスプレイスメント(途中で音をオクターブ上げたり下げたりすること)を適用してフレーズのバリエーションを増やす方法を紹介されていました。
この「マスタースケールとその変形」的は発想はRandy Vincent氏の本にも出てきたりするので、特に目新しいものではないのかもしれませんが、指板の理解的にも、テクニック強化的にも面白い練習のミニアイデアです。
【以下を含めDon Mock氏の著書は「説明と演奏を耳で聴いて学ぶ」オーディオ・ブック的な内容が多く、ある程度の英語力が必要です。テキストでもある程度学べますが、その点ご注意下さい】
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