パット・メセニーとの共演でも人気のベーシスト、リンダ・オーのミニレッスンがギタリストにも役立つ内容だったのでご紹介。1分程度の動画です。ネックの最低音から最高音までを使い、コード進行をアウトラインしながら上昇・下降、1つの長いフレーズを弾くという内容ですが、これはマイク・モレノも教則動画で触れていた練習法だったと記憶しています。
コードが変わる1拍目でコードトーンまたはスケール内から適切な音を弾きます。ボイスリーディングの勉強にもなります。リンダー・オーはF bluesで実例を紹介。一般人の場合コードの変わり目でフレーズの上下方向が変わってしまうことが多いのですが、上昇したい時は何処までも上昇し続けられるように、とモレノ先生も言っていました。
ポジションの制約に音楽的な表現を邪魔させない練習の1つと言えるでしょう。理屈は簡単ですが実際にやってみると結構難しく、横方向のフィンガリングで発見があります。CAGEDポジション中心の方は油断すると狭い領域で行き止まりになってしまうでしょう(→私)。