下はJazz Guitar Forumでも話題の松原慶史さんによる”Moments’s Notice”です。これは本当にすごい演奏なので何はともあれ最後まで聴いてみて下さい。
ところでこの動画を観ていて気になったことがあります。それは「あぁ〜〜!!」というお客さんの歓声、というか絶叫ですw
私も気持ちが高ぶったときはもちろん「イェー」が出てしまうことはあるのですが、このお客さんの声の大きさ尋常じゃないですね(笑)。それだけ感動し、圧倒されたのでしょう。
プレイヤーの方にとって、これだけ存在感のある声はどこまでも嬉しいものなのか、やや迷惑だったりもするのか、興味があります。場合によるのかな。曲調とか、タイミングとか。
むかし歌舞伎を観た時、観客が絶妙なタイミングで「ヨッ、中村屋!」とか「成田屋〜!」と大声で掛け声を入れるのを見て、面白いなと思ったのでした。「大向う」という文化らしいですが、それがない歌舞伎はちょっと寂しいでしょう。
歌舞伎では劇の雰囲気を盛り上げるために、大向うから声が掛かる。歌舞伎の中には、俳優が大向うの掛け声を巧く利用した演出がいつしか定着し、その掛け声がないと進行できないような舞踊もある。(大向う – Wikipedia)
ジャズのライブでのお客さんの反応は様々ですが、上の動画でのお客さんの「あぁ〜〜!!」という歓声には、歌舞伎の「大向う」のような雰囲気を感じます。
でもソロの最中で音を聴いている時に隣で絶叫されると迷惑なのでやるなら絶妙のタイミングでやっていただきたいところ。ピックアップの最中じゃなくて、着地後のロングトーンで叫んでください(笑)。