久々に機材レビュー系の記事です。高額なこととジュリアン・ラージの愛用で有名なBlueChip Picksをしばらく使ってみたので印象を書いてみたいと思います。国内での入手は難しいらしいのと自分に最適なサイズを選びたかったので、米国のメーカーサイトで直接注文しました。
私が注文したのはJazz60というタイプ。Jim Dunlop Jazz3とほぼ同じサイズのもの。
ピック自体は1枚$35で、送料は$13.75。友人と共同購入したのですが注文から約10日程度で届きました。今日のレートだと1枚購入するには送料込みで5,530円。国内だと6,800円するらしいので急いでいない方は米国から直接取り寄せたほうが良さそうです。下のような封筒で届きました。書留ではないのでポスト投函です。
注文した枚数分のBlueChip Picksの名刺カードが入っていました。下の写真では大きさ感が伝わりやすいようにJim Dunlop Jazz3やD’Andrea PRO PLEC PRO-351と並べてみました。サイズはほぼ完全にJazz3(黒)と一致。ULTEX JAZZ IIIより少し小さいです。厚みは1.5mm。
厚みを測ってみました。先端がフラットになるあたりでの計測ですが、精度高いですね!複数枚がほぼ同じ厚みでした。同じ方法でD’Andrea PRO PLEC PRO-351の厚みを測ってみたところこちらは1.65mm。ダンドレアのピックはわりとロットによっても厚みやサイズが違う印象があるので要注意ですね。
そして肝心の使用感。ピックとの関係は非常にパーソナルなものなので、あくまで一個人の印象です。何か比較対象があったほうがわかりやすいと思ったのでD’Andrea 351と弾き比べてメモを取ってみました。
- 音色はD’Andrea 351よりもだいぶブライトでハイが出る
- 小さい割に「中身が詰まっている」感じ。密度が高そう
- 持った時の「高密度な感じ」は音色にも出る。ややコンプがかった感じの音
- ホールドはしやすい。私の場合は滑らないのですがツルツルしているので汗かきの方は滑るかも
- 弦離れは良く、D’Andrea 351より速く弾くのが楽(351より小さいので当然ですが)。抵抗は少ないです
全体的に品質は非常に良い印象で、個人的にはもう少し暗めの音が好きなのですが許容できるレベル。弾きやすいのは間違いないです。ものすごく良いものであるのは確か。ただ$35という価格は少し微妙(常用するなら5枚くらい持っておきたいし)。
JAZZ III(黒)と比べると、やはりより密度が高くて「詰まった」音がするように感じます。ULTEX JAZZ IIIをもう少し明るい音にして弾きやすくした感じ。って、D’Andrea 351との比較と同じ印象ですね。ややブライトで、高密度な感じで、とても弾きやすい。そういうピック。一言で言うなら高級・高品質なJAZZ IIIという感じでしょうか。
唯一無二で代わりが存在しないのなら全然高いとは思わないのですが、最近よく使っているD’Andrea 351やULTEX JAZZ IIIから乗り換えようとまでは思いませんでした。そこまでの感動はなかったかな。でもいま使っているピックに不満がある方なら、一度試してみる価値はあるかも。悩んでいる方なら「これは!」と思うかもしれません。
弾きやすいことは弾きやすいので、これがもし1,000円以下でいつでも購入できるなら積極的に使ってみたい気はします。あと耐久性はもうしばらく使ってみないとわかりません。そんなにすぐは減らないと思いますが、今後しばらく使ってみて何か気付いたらまた書いてみたいと思います。
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