南米アルゼンチン在住のソプラノサックス奏者でYouTuberのJazz Duet氏。この方の動画は本当に面白くてためになるものが多く、過去にこのブログでも紹介させていただきました。
そのJazz Duetさん、同じくYouTubeで有名なオランダ在住のデンマーク人ジャズギタリストJens Larsen氏から、お気に入りのジャズギターアルバムを選んでほしいと頼まれたそうです。それに対する回答がこの動画(こういうコラボが流行っているらしい)。前置きで彼は、何かを選ぶとそれ以外が劣っているみたいに判断されるからそういう意味では選べないんだけど…と語っています。
その上でジョン・スコフィールドの”Electric Outlet”(1984)を推しています。彼は1985年にこのアルバムを聴いたのだそうです。このアルバム、懐かしいですね。というのもジョンスコの教則DVD、”Jazz-Funk Guitar”収録の”Pick Hits”が入っているからです。1984年はジョン・アバークロンビーと”Solar”を録音した年でもあり、翌年は”Still Warm”です。あの頃のサウンド。”Still Warm”大好き。
売り上げランキング: 116,250
Jazz Duets氏、4分の短い動画でこのアルバムの魅力を
- バラエティに富んだスタイルとグルーヴ
- シンプルなコード進行にトライアドを乗せるハーモニー
- ジョンスコ特有のトーンやサウンドの実験
- ブルース由来のアドリブライン
という4つの切り口から熱っぽく伝えてくれています。短いけれどすごく作り込まれていて、すごく面白い動画だったので是非御覧ください。
私もジョンスコのアルバムを1枚だけ選ぶなんてとても無理ですが、この記事を書きながらまた聴きたいなと思ったのがこれ、”What We Do”。1993年の録音で、この後ジョンスコはまたファンクっぽいグルーヴに戻りました。このアルバムは本当によく聴きました。というかこれ書きながらまた流していますが、うお…鳥肌が立ちます。